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東人派(トンインパ)の粛清

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リュ・ソンニョン(柳成龍)の周りで国を二つに分ける大事件が発生します。

東人(トンイン)によって起こされた反乱の失敗で東人派は大きな打撃を受ける結果となりました。
これをチャンスと見た西人派は一気にライバルを畳みかけ、冤罪で1000人以上の東人の命を奪ってしまったのです。

その指導者は左議政(チャイジョン)のチョン・チョル、彼を操っていたのはソン・イクピルであるとされていました。

宣祖の裏の顔

もともと貧しい出だったソン・イクピルの兄弟は反乱後には身分が回復し、奴婢の立場から脱しています。
そのことからも罪のない東人達を死に追いやったのは彼であるとアゲイ・サネは考えていました。

また、ソン・イクピルは宣祖の欲望をうまく利用したのだということをリュ・ソンニョン(柳成龍)に告げます。

事実、死に追いやられた東人達は全て宣祖と対立している者達でした。
宣祖は「借刀殺人之計」をしたのだ、文字通り、借りた刀で人を殺めるようなものであるというのがソン・イクピルの言ったことです。

しかしソンニョン(柳成龍)は宣祖が持っている裏の顔にはまだ全く気づいていません。

宣祖は気に入らない官僚達を始末する為、ライバルを蹴落とす事に躍起となっていた西人派の気持ちを利用したという訳です。

朝鮮通信使の派遣

後日、西人のファン・ユンギル(正使)、東人のキム・ソンイル(副使)とホ・ソンら3人が日本へ150年ぶりに通信使として行くことになりました。

ところがちょうど日本では太閤である秀吉が小田原征伐を行っていたため、それを終えるまで数ヶ月間日本行きを待たされることになります。

3人の中でも特に副使であるキム・ソンイルは「なぜ国を代表して行く自分達が国の長である天皇ではなく、一臣下である関白の秀吉に会うことになるのか」と拒否感を感じていました。

実は日本側の小西行長によって2国間の通訳をしている男が買収されており、真実ではない伝達が告げられていたのです。

世子擁立

一方で西人達は世子擁立に奔走し、クァンヘグン(光海君)にターゲットを定めます。
ところが光海君が、西人たちとの密会を宣祖に見つけられてしまい、分党政治を行えば極刑にすると宣言されてしまうのでした。

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懲毖録(チンビロク)のキャストと登場人物

主なキャストと登場人物たち

※左からキャスト、登場人物、人物説明の順です。

  • キム・サンジュン (ソエ リュ・ソンニョン、西厓 柳成龍役)・・・東人派の領袖
  • キム・テウ宣祖、ソンジョ役)・・・李氏朝鮮第14代国王
  • チョン・テウイ・チョンリ役)・・・柳成龍の腹心
  • イ・グヮンフンシン・ミョンチョル役)・・・柳成龍の護衛武官
  • ハン・ジワンハン・ソリ役)・・・居酒の女主人
  • ハン・ガリムトンドン役)・・・ハン・ソリの小間使い

西人派(ソインパ)の人々

李氏朝鮮の党派(派閥)のひとつ西人派の人物達です。

  • イム・ドンジン (オウム ユン・ドゥス、梧陰 尹斗壽役)・・・西人派の実力者
  • ソン・ドンヒョク (ソンガン チョン・チョル、松江 鄭澈役)・・・西人派の領袖
  • チェ・チョロ (ペクサ イ・ファンボク、白沙 李恒福役)・・・西人だが、柳成龍と親しい
  • パク・ジイル (クボン ソン・イクピル、龜峯 宋翼弼役)・・・西人の信頼厚い人物
  • キム・ヒョウォン (ウゲ ソン・ホン、牛溪 成渾役)・・・西人派の実力者
  • キム・ジョンス (ウソンダン ファン・ユンギル、友松堂 黄允吉役)・・・朝鮮通信使の正使、壬申倭乱を予言
  • カン・インキ (ジュンボン チョ・ホン、重峯 趙憲役)・・・壬申倭乱で義兵を起こす

東人派の人々

朝鮮の党派(政治派閥)のひとつ東人派の人々です。

  • イ・ジェヨン (アゲ イ・サネ、鵝溪 李山海役)・・・東人派の実力者
  • ナム・ソンジン (ハヌム イ・ドッキョン、漢陰 李德馨役)・・・柳成龍の友人
  • パク・チョルホ (ハクボン キム・ソンイル、鶴峯 金誠一役)・・・朝鮮通信使の副使、壬申倭乱の可能性を否定
  • パク・チルヨン (ナアム チョン・オンシン、懶庵 鄭彦信役)・・・東人派の重鎮
  • ホ・キホ (ヨンブ チョン・オンジ、淵夫 鄭彦智役)・・・鄭彦信の兄

宮廷の人々達

  • キム・ヘウン仁嬪キム氏役)・・・宣祖の側室、信城君と定遠君の母
  • ノ・ヨンハク光海君、クァンヘグン役)・・・宣祖の庶子で次男、第15代国王
  • ファン・イニョン懿仁王后 朴氏役)・・・宣祖の正室
  • ユン・ホンビン臨海君、イムヘグン役)・・・宣祖の長男(庶子)

日本側の人物達

  • キム・ギュチョル (豊臣 秀吉役)
  • イ・グヮンキ (小西 行長役)
  • イ・ジョンヨン (加藤 清正役)
  • チョ・ジェワン (宗 義智役)

明国の人々

  • チェ・イルファ (ソン・ウンチャン、宋応昌役)・・・将軍
  • イ・ギヨル (シム・ユギョン、沈惟敬役)・・・将軍付き使節
  • チョン・フンチェ (イ・ヨソン、李 如松役)・・・将軍

見どころと感想

今回のストーリーにはリュ・ソンニョンの腹心であるイ・チョンリや女一人で居酒屋を経営しているハン・ソリなども登場し、リュ・ソンニョンの周りで様々なことが起こって行く兆しが感じられます。

朝鮮王朝に忍び寄る倭国の侵略の影、今後の展開が気になるところです。

朝鮮の党派抗争

ところで、「懲毖録」には西人派(ソインパ)と東人派(トンインパ)という官僚の党派が登場しますが、李氏朝鮮ではこうした党派抗争が李成桂の建国の時から続いており、歴代の王様はその中でどうバランスを取るか大変苦労したようです。

関連記事:西人(ソイン)・南人(ナミン)とは(1) – トンイ(同伊)あらすじと感想、動画情報等

もともと同じ儒学の思想をいただく文人・官僚達ですが、派閥を形成し激しい権力闘争を繰り広げていたのです。

宣祖の時代は、士林派から分裂した西人派と東人派が宮廷政治を牛耳っていました。

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