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「懲毖録」あらすじ第9話・第10話をご紹介しています。内容はネタバレを含みますので、読まれる方はご注意ください。

「懲毖録」(チンビロク)の物語もいよいよ佳境に入ってきます。

気になっていた視聴率も10%超えが度重なるようになりようやく安定の兆しが見えたようです。

「懲毖録」あらすじ第9話、第10話です・・・これらのエピソードでは、特に南北に分裂した東人の姿にフォーカスがあたっています。

東人派の分裂

歴史的に朝鮮の党派は次々と分裂抗争を繰り返していますが、西人派に優位を取られた東人派のなかでは巻き返しを図って勢力争いが激化していました。

ともあれ、西人派のチョン・チョル(鄭澈)が東人派や儒生たちをまとめて主導権を発揮した光海君(クァンヘグン)の世子(セジャ)冊封の企みは、東人派の宣祖への直訴によってチョン・チョルだけでなく、西人(ソイン)自体が壊滅的なダメージを受けてしまうことになります。

西人派と北人派

これによって、チョン・チョルは捕えられ流刑となってしまいますが、その裏では彼の処分に対して強行的だったイ・サネ(李山海)と、それに反対していたリュ・ソンニョン(柳成龍)とのあいだに確執を生み、対立し始めます。

このことが原因で、東人はそれぞれの家の位置から、リュ・ソンニョンら南人(ナミン)とイ・サネら北人(プギン)とに勢力が別れてしまいました。

※この辺りの経緯については、西人(ソイン)・南人(ナミン)とはにまとめてあります。

明国の法外な要求

リュ・ソンニョンからの提案で、明へこれらの出来事を報告するために奏請使(チュチョンサ)と呼ばれる使者が送られることに。

しかし、この使者たちはすぐさま送り返され、そのうえ義州牧使を更迭しろという無理難題な要求とともに法外な金額のお金を要求されます。

この出来事が、後に宣祖(ソンジョ)の怒りを買うきっかけとなりましたが、このエピソードで当時の明は王朝末期に差し掛かっていていたことが示唆されています。

難航する国防計画

リュ・ソンニョンは不慮の事態に備え、国防強化の重要性を痛感していましたが、その一環として軍役に徴収される農民たちを困窮から救い、人心の安定を図るための税制改革に乗り出します。

ところが、北人派の抵抗で計画が頓挫してしまう事に。

そのような状況の中でも、最低限の備えをしておきたいソンニョンは、イ・スンシン(李舜臣)の勧めによって亀船(亀甲船)の造船計画を進めようとします。

一時はこの計画が国防に関する混乱がもとで停滞してしまいますが、大司憲(テサホン、司憲府長官)イ・ドッキョンの協力で再び造船のめどが立ち、一筋の希望が見えてきます。

感想と見どころ

ついに南人派と北人派に分裂してしまった東人派。
官僚達の権力に対する執念は尋常なものではありませんネ。こうした身勝手な行動が、人心を離れさせ国家の危機を招くことになるのですが・・・

そんな中、リュ・ソンニョンは迫りくる日本の脅威に立ち向かうべく孤軍奮闘しますが、頼れる同志もポツポツ出てきたのが救いです。

主なキャストと登場人物たち

※左からキャスト、登場人物、人物説明の順です。

  • キム・サンジュン (ソエ リュ・ソンニョン、西厓 柳成龍役)・・・東人派の領袖
  • キム・テウ宣祖、ソンジョ役)・・・李氏朝鮮第14代国王
  • チョン・テウイ・チョンリ役)・・・柳成龍の腹心
  • イ・グヮンフンシン・ミョンチョル役)・・・柳成龍の護衛武官
  • ハン・ジワンハン・ソリ役)・・・居酒の女主人
  • ハン・ガリムトンドン役)・・・ハン・ソリの小間使い

西人派(ソインパ)の人々

李氏朝鮮の党派(派閥)のひとつ西人派の人物達です。

  • イム・ドンジン (オウム ユン・ドゥス、梧陰 尹斗壽役)・・・西人派の実力者
  • ソン・ドンヒョク (ソンガン チョン・チョル、松江 鄭澈役)・・・西人派の領袖
  • チェ・チョロ (ペクサ イ・ファンボク、白沙 李恒福役)・・・西人だが、柳成龍と親しい
  • パク・ジイル (クボン ソン・イクピル、龜峯 宋翼弼役)・・・西人の信頼厚い人物
  • キム・ヒョウォン (ウゲ ソン・ホン、牛溪 成渾役)・・・西人派の実力者
  • キム・ジョンス (ウソンダン ファン・ユンギル、友松堂 黄允吉役)・・・朝鮮通信使の正使、壬申倭乱を予言
  • カン・インキ (ジュンボン チョ・ホン、重峯 趙憲役)・・・壬申倭乱で義兵を起こす

東人派の人々

朝鮮の党派(政治派閥)のひとつ東人派の人々です。

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  • イ・ジェヨン (アゲ イ・サネ、鵝溪 李山海役)・・・東人派の実力者
  • ナム・ソンジン (ハヌム イ・ドッキョン、漢陰 李德馨役)・・・柳成龍の友人
  • パク・チョルホ (ハクボン キム・ソンイル、鶴峯 金誠一役)・・・朝鮮通信使の副使、壬申倭乱の可能性を否定
  • パク・チルヨン (ナアム チョン・オンシン、懶庵 鄭彦信役)・・・東人派の重鎮
  • ホ・キホ (ヨンブ チョン・オンジ、淵夫 鄭彦智役)・・・鄭彦信の兄

宮廷の人々達

  • キム・ヘウン仁嬪キム氏役)・・・宣祖の側室、信城君と定遠君の母
  • ノ・ヨンハク光海君、クァンヘグン役)・・・宣祖の庶子で次男、第15代国王
  • ファン・イニョン懿仁王后 朴氏役)・・・宣祖の正室
  • ユン・ホンビン臨海君、イムヘグン役)・・・宣祖の長男(庶子)

日本側の人物達

  • キム・ギュチョル (豊臣 秀吉役)
  • イ・グヮンキ (小西 行長役)
  • イ・ジョンヨン (加藤 清正役)
  • チョ・ジェワン (宗 義智役)

明国の人々

  • チェ・イルファ (ソン・ウンチャン、宋応昌役)・・・将軍
  • イ・ギヨル (シム・ユギョン、沈惟敬役)・・・将軍付き使節
  • チョン・フンチェ (イ・ヨソン、李 如松役)・・・将軍

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