おんな城主直虎にゆかりの人物たち

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おんな城主直虎のあらすじ 感想

今川氏真-直虎がおんな城主として生涯独身を貫くきっかけを作った男

戦国時代の歴史で名高い「桶狭間の戦い」で、今川家当主の今川義元が織田信長の奇襲を受け戦死した後に今川家の家督を継いだのが今川氏真(10代当主)です。

 

ドラマの中では、歌舞伎俳優の「尾上松也」が、氏真役を演じています。

 

父の義元亡きあと求心力を失った今川家は家臣達の不満や不安の為、紛争や離反の動きが相次ぐようになりました。

 

その中に、井伊家が拠点とする三河・遠江の国人達も含まれていたのです。

画像:『集外三十六歌仙』の今川氏真

井伊家の転機となった松平元康の離反

 

この情勢の中で、今川氏真は有力な家臣だった松平元康(後の徳川家康)の動向を気にしていました。

 

結局、元康は今川と縁を切り、織田信長との同盟を選ぶことになるのですが、この事が井伊家、そして井伊直虎に大きな転機をもたらすのです。

 

誰も居なくなった井伊家総領の座

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さて、「桶狭間の戦い」には、今川義元に従って井伊直盛も従軍しています。
直盛は井伊直虎の父に当たる人物です。

 

この直盛も桶狭間の戦いで戦死し、いとこに当たる井伊直親(かつて直虎の許婚であった)が跡を継ぎました。しかしこの直親は、今川家の家督を継いだ義元の息子、氏真によって謀反の疑いをかけられ誅殺されてしまいます。
その謀反の疑いとは、かつて今川家の人質でもあった松平元康、後の徳川家康と直親がひそかに接触しているというものでした。

家康は桶狭間の戦いの後、今川義元を討ち取った織田氏と同盟を結ぶようになっていたのです。

こうして井伊家の総領を継ぐ男たちは、幼い虎松(井伊直政)を除き誰もいなくなってしまうのでした

 

井伊直親の死と直虎の登場

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井伊直親と松平元康の内通を今川氏真に告げたのが、井伊氏の家老小野道好(政次)でした。

 

直親は釈明のために、氏真のもとへ向かいますが、その途中で、今川氏の家臣である朝比奈泰朝によって誅殺されてしまいます。

 

井伊直親の不慮の死によって井伊氏には家督を継ぐ者がいなくなり、仏門に入っていた直盛の娘(次郎法師)が、還俗して直虎と名乗り、当主となりました。

 

おんな城主直虎

そして直虎は、当主として井伊氏を建て直すかたわら、元婚約者・直親の遺児虎松を育てたのです。

 

この虎松は後に万千代と名乗り、徳川家康に小姓として仕えるようになります。

 

さらに元服して井伊直政となった後は、家康の重臣の一人となり、その後の彦根藩の礎を築くに至りました。

 

井伊直虎はその後も独身を貫き、1582年、天正10年に世を去ります。

 

織田信長が、明智光秀の謀反によって命を落とした本能寺の変から約3ヶ月後の事でした。

photo by: 光山房

 

許嫁であった直親に対する想いが強かったからか、男性として井伊直虎の人生を歩む事を決心したからなのか、今は本人のみぞ知ることになりますが、彼女は生涯独身を貫いたのです。

 

井伊直虎と今川氏真にまつわる逸話

 

直虎が領主として井伊谷を統治していた時のこととして、このような逸話があります。
直虎は、今川氏真に命じられた徳政令を行おうとせず、小野道好たち徳政令推進派と対立し、その隙に今川氏により城を追われてしまいます。
しかし、その時小野と対立した井伊谷三人衆と呼ばれる家臣や、徳川家康の協力により、城を奪還することができました。

 

この井伊谷三人衆は、その後井伊氏と徳川氏の接触に大きな役割を果たしています。

 

井伊谷三人衆とは、

  • 近藤康用(こんどう やすもち)・・・演 橋本じゅん
  • 菅沼忠久(すがぬま ただひさ)・・・演 阪田マサノブ
  • 鈴木重時(すずき しげとき)・・・演 菅原大吉

の3人の事で、今川から派遣された武士たちですが、後に今川を見切り、徳川方につく事になる人たちです。
(相関図 登場人物 http://www.nhk.or.jp/naotora/cast/07_3.html

 

またその後、武田信玄の家臣、山県昌景にも城を奪われますが、この時は徳川氏の浜松城に避難をし、徳川家康とは浅からぬ縁がありました。

 

一方で、直虎が生涯独身を貫き通す一因を作った今川氏真は、武田信玄の駿河侵攻の際に攻め込まれて、掛川城で籠城した後に城を明け渡し、その後は妻の実家である北条氏に身を寄せました。その後、氏真は徳川家康の庇護下に置かれ、また息子たちは、後に徳川氏に仕えるようになったのです。

 

 


井伊直虎ゆかりの地を訪ねて

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